主旨

 日本国内では1963年の輸入自由化以降バナナはみかん、りんごに次ぐ消費量の多い果物になっており、甘くて食べやすく高カロリーであるという特性から、乳幼児からお年寄りまで広く食用に供されています。しかし昨今は生産地での大量の農薬使用やポストハーベストなどが問題になっており、「安全・安心で質の良い」バナナを求める消費者が多くなっています。

 「無農薬栽培バナナ」の取扱は、消費者のこうした声に応え、また生産者の自立と発展に貢献できることを目的とします。

 この主旨をふまえ、生活協同組合とくしま生協(以下とくしま生協)と株式会社アジア文化交流会・夢のバルーン(以下アジアバルーン)及びラメーホムトンバナナグループ(以下ラメーホムトングループ)は「無農薬栽培バナナ」の取扱にあたって下記の通り覚書を締結します。

 

確認事項

1.とくしま生協、アジアバルーン、ラメーホムトングループは「無農薬栽培バナナ」の取扱を通じてとくしま生協組合員の生活と健康を守ると共に、ラメーホムトングループ生産者の自立と発展に貢献します。

2.とくしま生協、アジアバルーン、ラメーホムトングループは「無農薬栽培バナナ」の取扱にあたり、上記の目的の達成のために長期的な視野に立って協議を重ねます。

3.「無農薬栽培バナナ」の取扱にあたり、とくしま生協、アジアバルーンはとくしま生協組合員の利用結集につながり、且つラメーホムトングループの生産性が確保できる適正価格の実現に努力すると共に、ラメーホムトングループは新鮮・安全・良質な「無農薬栽培バナナ」の効率的生産と供給に努めます。

4.「無農薬栽培バナナ」の取扱にあたり、その栽培方法及び管理・出荷方法については別途覚書を締結するものとします。

5.「無農薬栽培バナナ」を前進させるために、とくしま生協はラメーホムトングループとの交流を深めると共に、とくしま生協組合員とラメーホムトングループメンバーは必要な学習活動を進めます。

6.「無農薬栽培バナナ」の取扱をさらに発展させるために、関係する機関や団体の支援・協力を求めます。

7.本覚書の証として、タイ語文、日本語文、英語文各三通を作成し、各々が各三通を保有します。

1994年10月14日

 

 

 
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