「バナナ通信」は、1999年9月にスタートしました。タイで無農薬でバナナ栽培に取り組んでいる二つの生産地の農民の皆 さんと、そのバナナを購入している日本の生協を中心とした消費者の皆さんとの間の交流活動を紹介することが主な目的です。日本は年間百万トンものバナナを 消費するバナナの消費大国ですが、その8割近くはフィリピン産。同じ東南アジアにあるタイのバナナってほとんど知られていません。タイのバナナが日本向け に輸出されるようになったのはこの10年程前のことですから無理もありません。私たちは民間会社として生産地からバナナを買い取り、日本に輸出するという 商業活動を営んでいますが、それだけではなく「生産者が判る安全で安心な農産物」を求める日本の消費者の皆さんにタイ・バナナの実情を知っていただき、合 わせてタイという国のことやそこに住む人たちのことも理解していただければと思いこのページを作成しました。もちろんこのページを読めばそれでタイのこと がすべて分かる、などと自負するつもりは毛頭ありませんが、無農薬バナナ栽培への取組を通じたタイの人たちの姿や日本の人たちの関わりを紹介することでタ イという国のことを少しでも知っていただくことができれば幸いです。

 私たちのバナナ取引は地域で組織化された生産者(農民会会員・農協組合員)と消費者(生協組合員)との繋がりを重視するのが特徴です。それぞれの組織がこの関係を通じて目指すものは例えばよどがわ市民生協とラメーとの間で結ばれた「共同宣言」や首都圏コープ事業連合とバンラート農協との間の「共同宣言」「覚書」に集約されています。生産者の立場から言えば以下の点が具体的な目標になっています。

 

無農薬栽培による環境保全型農業の構築

 地域天然資源を有効に循環活用し、農薬を使用しない農業を推進することで生態系を守り、長期安定的な農業生産体系を構築します。  

 

農家組織振興による地域おこし

 バナナの生産指導、集荷・出荷を通じ、生産者組織の地域における役割を向上させ、地域住民の生活水準の向上や地域における社会関係の活性化、地域問題の解決能力育成を図ります。

 

農村の雇用促進

 バナナ栽培及び集荷・出荷作業を通じ、地域の雇用創出に貢献します。

 

日タイ民衆レベルでの国際交流促進

 バナナを消費している日本の生協組合員との交流を深めることで、両国の民衆レベルでの国際交流と相互理解促進を図ります。

 

 

 

 

 

 

PAN PACIFIC FOODS CORPORATION LIMITED

138/1 5F Thong Freeway Bldg.,Sutthisarn Rd.,Phayathai,Bangkok 10400 Thailand.

TEL:(662)270-1608~9  FAX:(662)271-1420

 

 

 

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